六、製本
印刷した紙を折り、重ねて綴じて、本の形状に加工します。
印刷された大きな紙を折り、重ね、固めて、立体的な本の形状に仕上げる工程です。
製本にはさまざまな手法があります。まず、表紙の形状によって、厚紙でくるまれた「上製本」、軟らかい表紙の「並製本」に分類されます。背の固め方や綴じ方にも種類があります。流通や保存などの条件を考慮したうえで、最適な手法で本がつくられます。
製本道具
製本は、折る、切る、たたく、削る、塗る、締めるなど、さまざまな手法が用いられます。紙だけでなく、接着剤、糸、寒冷紗、革など、素材も豊富なため、道具の種類も多岐にわたります。背を固める膠や、紙を折る竹べら、上製本の丸い背を形づくる「コツ」など、昔ながらの道具が今も使われています。
束見本
1冊まるごと本番の用紙を使用して、本番と同じ製本方法でつくる見本です。束見本をつくることで、実際の背幅や重さが初めてわかります。出版社、デザイナー、製本会社は束見本を確認して、最終的な製本の仕様を決定していきます。
糸かがり機
印刷した用紙を折ってページ順に並べた「折丁」の背に糸を通し、1冊分の本を縫い合わせる機械です。糸かがり綴じは上製本に多く用いられ、開きやすく、耐久性のある本ができます。展示中の機械では、1折ずつ手でセットし、のどの部分に穴をあけ、糸でかがります。
Ichigaya
Letterpress Factory