ご挨拶
「市谷の杜 本と活字館」にお越しくださいまして、まことにありがとうございます。
ここ市谷の地に印刷工場が造られたのは1886(明治19)年。当時は秀英舎という名称で、主に書籍や雑誌の印刷を生業としていました。大日本印刷になるのは、秀英舎と日清印刷が合併した1935(昭和10)年のことです。
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1950年(昭和25)の時計台写真
時計台が特徴のこの建物は、1926(大正15)年に建てられました。来客用カウンターや応接室、役員室などがあり、工場の表玄関の役割を果たしていました。戦時中の空襲にも耐え、ずっとこの地にあり続けました。
1990年代に至るまで、大日本印刷市谷工場は雑誌や書籍の一大製造拠点でした。戦後、出版印刷以外の幅広い分野での製品・サービスを提供する総合印刷会社へと成長を遂げましたが、すべての事業は印刷技術を応用しており、その原点は出版印刷にあると言えます。
21世紀に入り、工場整備の一環で、書籍や雑誌の大量印刷に用いる大型機械を郊外の工場に移設。この地区では周囲に「市谷の杜」を整備するとともに、この建物を文化施設として社外に公開し、出版印刷の象徴として新たな形で活用することにしました。
「市谷の杜 本と活字館」で、印刷の美しさと奥深さ、そして楽しさを体感していただければ幸いです。
大日本印刷株式会社
Ichigaya
Letterpress Factory